時代の最先端を伝えるちょっと尖った雑誌「花椿」暮らしを愉しむヒントをくれる1冊

2022年12月25日

こんにちは。
インテリアコーディネーターの安達剛士です。

あっという間に、今年も残すところあとわずか。本格的に寒さも強まってくるこの時期、お部屋の中で過ごされる時間も多くなってきているのではないでしょうか。

今回は、私のおすすめする1冊をご紹介したいと思います。

みなさんは『花椿』という雑誌をご存知でしょうか?
化粧品でお馴染みの資生堂さんが発行している季刊誌です。

「美」や「ファッション」を中心に今の世相を伝えていく、ちょっと尖った雑誌。

インテリアを専門にするものではないですが・・・
ただ、暮らしを愉しむヒントをもらえる1冊であるには違いありません。

置いておくだけでも何となくインテリアにもなる1冊
この装丁とボリュームで無料というのに驚きます。(※配布店舗のみで無料)

私は、2016年に季刊誌としてリニューアルされてから購読していますが、多くの著名人がクリエイターとして参加し、記事ごとそれぞれに個性がありながらも1冊としてまとまりを感じる、不思議な魅力にはまっています。

実は『花椿』には、約100年の歴史があるんです。
もともとは、1924年(大正13年)に創刊された文化情報誌『資生堂月報』にはじまります。
大正時代といえば、「大衆文化」が広まった時代。新聞や雑誌、映画などのメディアが急速に発展し、一般の人々が西洋文化に触れる機会も増えました。
『資生堂月報』は、当時、日本の女性に欧米風の生活文化(例えば、生活に役立つお化粧やお手入れ情報、流行作家による短編作品、海外のトレンド情報など)を伝えることを目的としたそうです。

そこから約100年。その間に名前は『花椿』へと変わり、2016年にさらに季刊誌とWEBを組み合わせたクロスメディアとしてリニューアルされましたが、今でも変わらず時代の最先端を伝えています。

季刊誌『花椿』は、資生堂の関連施設や全国の一部の書店で無料配布されています。https://hanatsubaki.shiseido.com/jp/about/map/

また、こちらのページから通販購入することもできます。https://hanatsubaki.shiseido.com/jp/about/backnumber/19632/

「人々の暮らしを豊かにするヒント」を100年発信し続ける媒体。とても尊敬します。

読書が好きな方、苦手な方、いらっしゃると思いますが、写真をめくるだけでも楽しめる冊子なので、冬の家ごもり時間に気軽に触れてみてはいかがでしょう。